静岡県掛川市の基本情報
掛川城と城下町に広がる掛川桜
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」粟ヶ岳の茶園
横須賀城下町の三熊野神社大祭
認定都市概要
掛川市は、戦国時代に掛川、高天神及び横須賀に3つの城が築かれ、江戸時代には掛川、横須賀に城下町が形成されました。東海道掛川宿、日坂宿が栄え、交通・文化の中心地として発展、当時の面影を残す歴史的建造物と祭りなどが残されています。明治維新前後に精力的に展開された報徳運動などが市民に受け継がれており、歴史的建造物と市民の織りなす伝統的な活動が一体となって、本市固有の歴史的風致が形成されています。
都市の状況 |
地方公共団体の区分 | その他の市 |
人口 | 116,569 |
市域面積(ha) | 26,569 |
都市計画地域の有無 | 有り |
都市計画地域面積(ha) | 21,164 |
歴史的風致維持向上計画の認定 |
最初の計画認定 | 平成30年1月23日 |
最終の計画変更 | 令和2年3月13日 |
二期計画の有無 | 無し |
認定の背景・目的 |
国の認定(お墨付き)を受けることで、市民の意識啓発を図り、これまで十分には取り組めていなかった歴史まちづくりを進めるため |
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維持向上すべき歴史的風致項目
歴史的風致項目 | 人々の活動タイプ |
主要な活動 | 付随的な活動 | 「その他」の内容 |
掛川城下の祭りにみる歴史的風致 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
事任八幡宮例大祭にみる歴史的風致 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
横須賀城下の祭りにみる歴史的風致 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | 産業・生業 | |
高天神城と周辺集落の祭りにみる歴史的風致(高天神社例大祭に関する歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
高天神城と周辺集落の祭りにみる歴史的風致(小笠神社の矢矧祭に関する歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
高天神城と周辺集落の祭りにみる歴史的風致(八坂神社の祇園祭に関する歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
掛川茶の生産にみる歴史的風致(茶草場農法に関する歴史的風致) | 産業・生業 | | |
掛川茶の生産にみる歴史的風致(栄西禅師報恩供養祭に関する歴史的風致) | 顕彰に係るもの | 産業・生業 | |
報徳運動にみる歴史的風致 | 生活習慣・風習 | その他 | ボランティア活動 |
重点区域
区域設定の考え方 |
【掛川城下地区(169ha)】は、国指定文化財「掛川城御殿」のほか、掛川城に関連する城郭建築や城下町、宿場町の建築物が遺され、江戸時代から「掛川祭」が続く地域であり、また、国指定文化財「大日本報徳社大講堂」を中心とした大日本報徳社から広まる「報徳運動」によるまちづくりが顕著な地域である。更に、都市計画法に基づく「城下町風街づくり地区計画」による街並み誘導がされている地域であり、掛川祭の氏子町の範囲や地区計画の境界を考慮して設定した。
【横須賀城下地区(74ha)は、国指定史跡「横須賀城跡」から続く横須賀街道に、横須賀藩の時代には廻船問屋を営んでいた清水邸など歴史的建造物が残り、三熊野神社を中心に静岡県無形民俗文化財第1号の「三熊野神社大祭」が江戸時代からの慣わしのままに続けられている地域である。掛川市景観条例による「景観形成重点地区」の指定を受け、「祢里の似合う遠州横須賀街道の継承と創造」を目標としている区域を考慮して設定した。 |
重点区域の名称 | 都市の成り立ち | 要件となる文化財 | 種類 | 時代区分 |
掛川城下地区 | 城下町 | 掛川城御殿 | 重要文化財(建造物) 城郭 | 近世 |
横須賀城下地区 | 城下町 | 横須賀城跡 | 史跡名勝天然記念物(建造物) 都城跡等 | 近世 |
歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
古都 | |
世界遺産 | |
無形文化遺産 | |
日本遺産 | |
重伝建地区 | |
重要文化的景観 | |
歴史文化基本構想 | |
文化財保存活用地域計画 | |
景観行政団体 | ○ |
景観計画 | ○ |
屋外広告物条例 | |
緑の基本計画 | ○ |
歴史公園 | |
街なみ環境整備事業 | ● |
歴みち | |
地方登録制度 | |
良好な景観形成に係る施策との連携
景観計画 | |
景観条例 | 済 |
屋外広告物 (都道府県条例) | 済 |
屋外広告物 (市区町村条例) | 予 |
高度地区 | 済 |
地区計画 | 済 |
風致地区 | |
緑地保全地域・ 特別緑地保全地区 | |
歴史的風土保存区域・ 歴史的風土特別保存地区 | |
伝建地区 | |
自然公園 | |
農業振興地域整備計画 | |
凡例:歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
- 「○」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定前で、現在も行っている場合に該当
- 「●」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定後で、現在も行っている場合に該当
- 古都 ⇒ 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(古都保存法)に基づく取り組み
- 世界遺産 ⇒ 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 無形文化遺産 ⇒ 無形文化遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 日本遺産 ⇒ 文化庁が認定する「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」としての取り組み
- 重伝建地区 ⇒ 文化財保護法、都市計画法に基づく「重要伝統的建造物群保存地区」としての取り組み
- 重要文化的景観 ⇒ 文化財保護法に基づく「重要文化的景観」としての取り組み
- 歴史文化基本構想 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が策定する「歴史文化基本構想」に基づく取り組み
- 文化財保存活用地域計画 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が作成する「文化財保存活用地域計画」に基づく取り組み
- 景観行政団体 ⇒ 景観法に基づく「景観行政団体」としての取り組み
- 景観計画 ⇒ 景観行政団体が策定する「景観計画」に基づく取り組み
- 屋外広告物条例 ⇒ 屋外広告物法に基づく条例・規則等を通じた取り組み
- 緑の基本計画 ⇒ 都市緑地法に基づく「緑の基本計画」を通じた取り組み
- 歴史公園 ⇒ 文化遺産や歴史的意義を有する土地における文化財の保護、復元等を目的とした公園整備の取り組み
- 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み
- 歴みち ⇒ 国土交通省「歴史的地区環境整備街路事業」、「身近なまちづくり支援街路事業」としての取り組み
- 地方登録制度 ⇒ 重要文化財等以外の文化財でその区域内に存するもののうち、保存及び活用のための措置が特に必要とされるものを地方公共団体の文化財に関する登録簿に登録できること
凡例:良好な景観形成に係る施策との連携
- 「済」 ⇒ 制定済みの条例・計画等
- 「予」 ⇒ 今後、制定予定の条例・計画等
- 景観計画 ⇒ 景観法に基づいて景観行政団体が、景観形成の基本方針や具体的な基準等を定めた計画
- 景観条例 ⇒ 景観法に準拠せず、市区町村が独自に景観形成に係る指針等を定めた条例
- 屋外広告物 ⇒ 都道府県又は市区町村が、屋外広告物のデザインや設置に関する指針等を定めた条例
- 高度地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めた地区
- 地区計画 ⇒ 都市計画法に定められている、住民合意に基づいて、建築物等に対する行為制限を定めた計画
- 風致地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、都市の自然美を維持するために建築物や樹木に対する行為制限等を定めた地区
- 緑地保全地域・特別緑地保全地区 ⇒ 都市における良好な自然的環境となる緑地において、建築行為など一定の行為の制限などにより現状凍結的に保全する地区
- 歴史的風土保存区域・歴史的風土特別保存地区 ⇒ 古都における歴史的風土を保存するため必要な土地の区域
- 伝建地区 ⇒ 文化財保護法に基づいて、市町村が定める「伝統的建造物群保存地区」
- 自然公園 ⇒ 自然公園法に基づいて、自然環境の保護と適切な利用の促進を目的に指定された地域
- 農業振興地域整備計画 ⇒ 市町村が農用地の利用、開発、保全等について定めた計画
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