福島県白河市の基本情報
国指定史跡 小峰城跡
白河だるま市
白河提灯まつり(鹿嶋神社祭礼渡御祭)
認定都市概要
白河市は、那須山系や八溝山地、阿武隈川の源流に程近い自然豊かな地域です。
古代から交通の要衝として重視され、近世に小峰城の大改修と城下町の再整備が行われたことにより、現在のまちなみの基礎が出来上がりました。
現在でも、旧奥州街道沿いに歴史的建造物が点在し、歴史を感じる町並みを舞台に「白河提灯まつり」や「白河だるま市」等の祭礼や伝統行事が繰り広げられ、風情ある歴史的風致が形成されています。
都市の状況 |
地方公共団体の区分 | 指定都市 |
人口 | 58,897 |
市域面積(ha) | 30,532 |
都市計画地域の有無 | 有り |
都市計画地域面積(ha) | 25,223 |
歴史的風致維持向上計画の認定 |
最初の計画認定 | 平成23年2月23日 |
最終の計画変更 | 令和3年3月5日 |
二期計画の有無 | 有り |
認定の背景・目的 |
祭りや伝統工芸など、地域で受け継がれてきた伝統的活動の継承や、その舞台となる建造物や周辺環境の整備を図るため |
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維持向上すべき歴史的風致項目
歴史的風致項目 | 人々の活動タイプ |
主要な活動 | 付随的な活動 | 「その他」の内容 |
白河提灯まつりにみる歴史的風致 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
白河だるまと白河だるま市(市神祭)にみる歴史的風致 | 産業・生業 | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事),信仰に関わらない行事 | |
酒造業にみる醸造業の歴史的風致 | 産業・生業 | | |
南湖公園の行楽にみる歴史的風致 | 文化的活動(娯楽・行楽) | | |
街道集落の年中行事・祭礼にみる歴史的風致(河東田の祭礼・行事にみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
街道集落の年中行事・祭礼にみる歴史的風致(十日市の提灯まつりにみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
街道集落の年中行事・祭礼にみる歴史的風致(板倉の阿弥陀様にみる歴史的風致) | 信仰に関わる行事
(祭礼など年中行事) | | |
重点区域
区域設定の考え方 |
小峰城跡の周辺に広がる現在の中心市街地では、約350年の伝統を引き継ぐ「白河提灯まつり」、約400年の伝統を誇る「白河だるま市」、旧奥州街道沿いに重厚な店を構える伝統産業などの人々の営み・活動が繰り広げられている。加えて、約400年前に形成された江戸時代初期の城下町の都市構造がそのまま引き継がれており、現在でも旧奥州街道沿いに多くの歴史的建造物が集積していることから、史跡小峰城跡とその周辺を「城下町エリア」として重点区域に設定する。
また、中心市街地の南側に所在する史跡及び名勝南湖公園は、松 平 定 信 が南湖を築造した約220年前から現在まで、花見・舟遊び・散策・茶会等の行楽を目的とした様々な活動の舞台として多くの人たちで賑わい、周辺の歴史的建造物とともに良好な市街地を形成していることから、史跡及び名勝南湖公園とその周辺を「南湖公園エリア」として重点区域に設定する。 |
重点区域の名称 | 都市の成り立ち | 要件となる文化財 | 種類 | 時代区分 |
城下町エリア | 城下町 | 小峰城跡 | 史跡名勝天然記念物(建造物) 都城跡等 | 近世 |
南湖公園エリア | 城下町 | 南湖公園 | 史跡名勝天然記念物(建造物) 庭園 | 近世 |
歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
古都 | |
世界遺産 | |
無形文化遺産 | |
日本遺産 | |
重伝建地区 | |
重要文化的景観 | |
歴史文化基本構想 | |
文化財保存活用地域計画 | |
景観行政団体 | ○ |
景観計画 | ● |
屋外広告物条例 | ● |
緑の基本計画 | |
歴史公園 | |
街なみ環境整備事業 | ● |
歴みち | |
地方登録制度 | |
良好な景観形成に係る施策との連携
景観計画 | 済 |
景観条例 | 済 |
屋外広告物 (都道府県条例) | |
屋外広告物 (市区町村条例) | 済 |
高度地区 | |
地区計画 | 済 |
風致地区 | 済 |
緑地保全地域・ 特別緑地保全地区 | |
歴史的風土保存区域・ 歴史的風土特別保存地区 | |
伝建地区 | |
自然公園 | |
農業振興地域整備計画 | 済 |
凡例:歴史まちづくりに係る制度・計画の運用
- 「○」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定前で、現在も行っている場合に該当
- 「●」 ⇒ 取り組み開始年が計画認定後で、現在も行っている場合に該当
- 古都 ⇒ 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(古都保存法)に基づく取り組み
- 世界遺産 ⇒ 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 無形文化遺産 ⇒ 無形文化遺産の保護に関する条約に基づく取り組み
- 日本遺産 ⇒ 文化庁が認定する「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」としての取り組み
- 重伝建地区 ⇒ 文化財保護法、都市計画法に基づく「重要伝統的建造物群保存地区」としての取り組み
- 重要文化的景観 ⇒ 文化財保護法に基づく「重要文化的景観」としての取り組み
- 歴史文化基本構想 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が策定する「歴史文化基本構想」に基づく取り組み
- 文化財保存活用地域計画 ⇒ 文化財の保護・活用を目的に各地方公共団体が作成する「文化財保存活用地域計画」に基づく取り組み
- 景観行政団体 ⇒ 景観法に基づく「景観行政団体」としての取り組み
- 景観計画 ⇒ 景観行政団体が策定する「景観計画」に基づく取り組み
- 屋外広告物条例 ⇒ 屋外広告物法に基づく条例・規則等を通じた取り組み
- 緑の基本計画 ⇒ 都市緑地法に基づく「緑の基本計画」を通じた取り組み
- 歴史公園 ⇒ 文化遺産や歴史的意義を有する土地における文化財の保護、復元等を目的とした公園整備の取り組み
- 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み 街なみ環境整備事業 ⇒ 国土交通省「街なみ環境整備事業」としての取り組み
- 歴みち ⇒ 国土交通省「歴史的地区環境整備街路事業」、「身近なまちづくり支援街路事業」としての取り組み
- 地方登録制度 ⇒ 重要文化財等以外の文化財でその区域内に存するもののうち、保存及び活用のための措置が特に必要とされるものを地方公共団体の文化財に関する登録簿に登録できること
凡例:良好な景観形成に係る施策との連携
- 「済」 ⇒ 制定済みの条例・計画等
- 「予」 ⇒ 今後、制定予定の条例・計画等
- 景観計画 ⇒ 景観法に基づいて景観行政団体が、景観形成の基本方針や具体的な基準等を定めた計画
- 景観条例 ⇒ 景観法に準拠せず、市区町村が独自に景観形成に係る指針等を定めた条例
- 屋外広告物 ⇒ 都道府県又は市区町村が、屋外広告物のデザインや設置に関する指針等を定めた条例
- 高度地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めた地区
- 地区計画 ⇒ 都市計画法に定められている、住民合意に基づいて、建築物等に対する行為制限を定めた計画
- 風致地区 ⇒ 都市計画法に基づいて、都市の自然美を維持するために建築物や樹木に対する行為制限等を定めた地区
- 緑地保全地域・特別緑地保全地区 ⇒ 都市における良好な自然的環境となる緑地において、建築行為など一定の行為の制限などにより現状凍結的に保全する地区
- 歴史的風土保存区域・歴史的風土特別保存地区 ⇒ 古都における歴史的風土を保存するため必要な土地の区域
- 伝建地区 ⇒ 文化財保護法に基づいて、市町村が定める「伝統的建造物群保存地区」
- 自然公園 ⇒ 自然公園法に基づいて、自然環境の保護と適切な利用の促進を目的に指定された地域
- 農業振興地域整備計画 ⇒ 市町村が農用地の利用、開発、保全等について定めた計画
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