研究成果概要

国総研資料 第 1202 号


【資 料 名】 道路橋の洗掘による被災リスク要因に関する研究
-被災事例の統計分析等による検討及び令和3年(2021年)の豪雨災害調査-
【概   要】  豪雨災害が激甚化・頻発化する中で、災害に強い道路ネットワークを構築するためには、被災が生じやすい橋梁を見つけ出し、優先順位をつけて対策を実施していくことが求められる。
 本資料は、近年洗掘により被災が生じた道路橋と生じなかった道路橋に関するデータを基にした線形判別分析を行い、分析結果から得られた定量的な洗掘被災リスク要因と被災事例の個 別検証に基づく定性的な洗掘被災リスク要因の2つの視点から、道路橋において洗掘による被災リスクが高くなる条件について検討したものである。 令和3年の洗掘被災事例に関しては、現地調査結果とともに分析結果を示している。
【担当研究室】 構造・基礎研究室
【執 筆 者】 七澤 利明,宮原 史,藤田 智弘,佐々木 惇郎,山田 薫,島田 裕貴


研究資料全文

全 文

13,468KB
 

目 次

1. はじめに
2. 橋梁データの整理
3. 線形判別分析による定量的な洗掘被災リスク要因の分析
4. 被災事例の個別検証による定性的な洗掘被災リスク要因の分析
5. 令和 3 年の被災事例を対象とした洗掘被災リスク要因の分析
6. まとめ(洗掘被災リスクが高い条件の提示と今後の課題)
参考文献
  謝 辞
  巻末資料
  巻末資料1 構造諸元や河川特性と被災割合の分析
  巻末資料2 橋梁データベース