研究成果概要

国総研資料 第 1201 号


【資 料 名】 みなとオアシス登録施設の配置計画に関する研究
【概   要】  みなとオアシスとは,地域住民の交流や観光の振興を通じた地域活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため,住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として,国土交通省港湾局長が申請に基づき登録するものである.
 みなとオアシスについては,アクセスしにくい,施設同士が離れているといった配置計画に係る課題があると考えられる.
 そこで,本稿においては,施設登録にあたっての配置計画(施設構成、立地計画、地区・敷地レベルの配置計画)の留意点等を明らかにすべく,全国148箇所(令和3年4月30日時点)のみなとオアシスを対象に施設機能,立地,空間構成について分析・考察した.その結果,みなとオアシスは施設機能から3つの機能に類型化できることを明らかにした.さらに立地条件から4つのタイプに分け,配置計画にあたってそれぞれのタイプごとに,①立地計画レベル,②地区レベル,③敷地レベル,④運用レベルの各段階で留意すべきことを指摘した。
【担当研究室】 沿岸域システム研究室
【執 筆 者】 小松﨑 真彦
 

研究資料全文

全 文

2,963KB
 

目 次

1. はじめに
2. みなとオアシスの概観
3. みなとオアシスの施設機能による類型化
4. みなとオアシス登録施設の立地に関する分析
5. みなとオアシス登録施設の空間構成に関する分析
6. 今後のみなとオアシスの展開について
7. まとめ
 
謝辞
参考文献
  付録A みなとオアシスに関する基本データ
  付録B みなとオアシスに関する既往研究の紹介
  付録C みなとオアシス施設機能の把握に使用したHP