【資 料 名】 |
ICT浚渫工(港湾)における適正な3次元データ取得に関する 検討 |
【概 要】 |
港湾分野での ICT 浚渫工(港湾)は,国土交通省が推進する i-Construction 施策のひとつであるICT(Information Communication Technology;情報通信技術)を全面的に活用する浚渫工事であり,
平成 28 年度に基準類が整備され,平成 29 年度に試行工事が実施され,平成 30 年度も多くの直轄工事で実施中である.
一方で,平成 29 年度試行工事のアンケート調査の結果等において,ナローマルチビーム測深はシングルビーム測深と比べ作業時間や費用の増加等の問題が多く生じていた.
そこで,ナローマルチビーム測深での取得点密度等の基準の改定が行われたが,平成 30 年度工事のアンケート調査でも依然として同様の問題が引き続き発生している.
本研究は,測深時に点群が十分に取得できない状況を模擬した点群数による取得点密度や土量計算結果を比較し,ICT 浚渫工(港湾)のナローマルチビーム測深での取得点密度の
基準の適正化の検討を行うとともに,作業の効率化や費用負担の削減等による生産性向上に向けた基準値の提案を行うものである.
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【執 筆 者】 |
鈴木達典、井山繁、坂田憲治、村田恵、吉田英治 |
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