【資 料 名】 |
定期点検データを用いた道路橋の劣化特性に関する分析 |
【概 要】 |
国管理の道路橋の定期点検においては、工学的判断に基づく部材毎の健全性や措置の必要性などについての助言であり、法定事項である健全性の診断を行うことに加えて、予め決められたとおりに定型的な区分法に従って損傷の種類と程度を客観データとして区分し、要素単位で記録する損傷程度の評価を行っている。後者は定められた記録単位(要素)の状態を定められた区分にしたがって定型的かつ定点的に記録することを定期的に行うことで、全国規模で道路橋の劣化を追跡することも目的に行っているものである。 本資料は、客観データである損傷程度の評価データを用いて、要素単位の劣化の遷移について統計分析を行い、部材種別毎や損傷種類毎の損傷の発生状況の現状ならびに劣化の遷移を分析し、統計的な劣化モデルが有する統計的な不確実性を明らかにした。また、巻末に参考資料として点検結果の統計分析から得られる部材種別毎、損傷種類毎の劣化の遷移モデルのデータを示した。 |
【執 筆 者】 |
白戸真大,星隈順一,玉越隆史,河野晴彦,横井芳輝,松村裕樹 |
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