研究成果概要


国総研資料 第 961 号

【資 料 名】 世界のコンテナ船の運航船腹量・船型の将来動向に関する分析

【概   要】  超大型船の基幹航路への投入や,それに伴う他の航路へのカスケード効果の影響,新パナマ運河の開通,アライアンスの再編など,近年国際輸送を取り巻く情勢が大きく変化している.
 この様な背景から,当研究所では,海上輸送の構造変化に対応した世界のコンテナ航路網の将来推計手法の開発を進めている.
 一方で,気候変動に伴う海面水位上昇の可能性が指摘されているが,その予測結果には,予測モデルや将来シナリオの違いによる差および予測モデルが有する誤差や偏り等が含まれている.
 本分析は,その一環として,世界の船舶就航情報データや船舶動静データを用いて,世界のコンテナ船の運航・新造・退役船の船腹量・船型についての現況分析を行うとともに,世界のコンテナ航路網の将来推計手法の開発に不可欠である中長期の世界のコンテナ船の運航船腹量および船型の将来値の推計を行った.将来推計に当たっては,大型化が継続して続くケース,一定期間後に大型化が止 まるケース及び大型船の建造が止まる小型化ケースの3ケースを設定した.

【担当研究室】 港湾システム研究室

【執 筆 者】 玉井 和久,赤倉 康寛



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