研究成果概要


国総研資料 第 843 号

【資 料 名】 2011年東北地方太平洋沖地震による津波と道路橋の被害との関係に関する分析

【概   要】  平成23年(2011年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では津波により広い範囲で道路構造物にも甚大な被害が発生した。道路橋では、上部構造の流出、橋脚の崩壊、橋台背面土の流出などの深刻な被害が多数見られた。日本では、今後も巨大津波が発生する可能性は否定できず、道路橋の整備や管理にあたっては、津波による被害を抑制するためにも、その影響を適切に評価できる技術の確立が求められる。
 本研究は、地震発生直後からの現地調査や情報収集による津波による道路橋200橋の被害状況、構造条件、架橋条件を整理するとともに、津波伝播遡上解析により架橋位置における浸水高や流速等の津波特性を推算し、構造条件や架橋条件と津波による被害の関係を分析したものである。また、本資料では、今後の津波による道路橋の被害と各種要因との詳細な相関を分析するにあたっての基礎資料として諸元等の基本データをとりまとめている。

【担当研究室】 橋梁研究室

【執 筆 者】 玉越隆史、横井芳輝、川見周平



表紙 135KB
中扉 254KB
目次 127KB
   
本文  
 第1章  はじめに 419KB
 第2章  対象橋梁 10,359KB
 第3章  津波による橋梁の被災事例 77,744KB
 第4章  架橋位置における津波特性の算定 4,102KB
 第5章  各種条件と被災条件の相関整理 10,529KB
 参考資料1  架橋位置における津波特性の時系列変化 14,222KB
   
奥付 435KB
   
全文 115,133KB