研究成果概要


国総研資料 第 741 号

【資 料 名】 持続可能な臨海部における廃棄物埋立処分に関する研究

【概   要】  廃棄物最終処分場では,閉鎖後,処分場からの保有水等が安定し,廃止基準を満足するまでに長期間が必要であることから,その間の管理コストの増大等の課題が生じている.このため,建設〜埋立〜閉鎖〜廃止までの各段階でのコストの低減や閉鎖〜廃止までの期間の短縮により持続可能な埋立処分を行うことが求められている.
 このため,本資料では,埋立材料(廃棄物)の特性・性状に応じてコスト縮減が期待できる護岸性能・埋立工法の検討を行うとともに,建設,埋立造成,跡地利用,長期維持管理等に関するモデル化を行い,最適なコスト構造の検討を行った.
 このような検討を行うことにより,持続可能な廃棄物埋立処分の実現に向けて,海面廃棄物最終処分場の運営管理者が長期コストの低減に向けた取り組みを進めるにあたり,事業の進め方の検討や個別の技術開発の実施の際の参考になるものと期待される.

【担当研究室】 沿岸防災研究室

【執 筆 者】 淺井 正, 小田勝也



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