研究成果概要


国総研資料 第 332 号

【資 料 名】 濁度計を用いた土砂移動緊急監視システムに関する研究

【概   要】  本研究では,大規模な崩壊等により大量の不安定土砂が流域に供給された場合を対象として,土砂災害を引き起こす可能性のある土砂移動の有無を緊急的に監視する手法の開発を目的としたものである。ここでは,西之貝戸川(土砂流危険渓流)と芋川において,流水中の土砂容積濃度を計測し,その時間変化と土砂移動状況を比較することで,対象とする土砂移動の有無を判断する方法を検討した。その結果,流水中の土砂容積濃度の時間変化を濁度計で監視することで,土砂災害を引き起こす可能性のある土砂移動の有無の推定が可能であることが分かった。

【担当研究室】 砂防研究室

【執 筆 者】 小山内信智,水野秀明,林真一郎,沖中健起



表 紙 82KB
中 扉 115KB
目 次 40KB
本 文 1,979KB
【巻末資料】
1−キャリブレーション資料(西之貝戸川) 222KB
2−観測結果(西之貝戸川) 266KB
3−キャリブレーション資料(芋川) 48KB
4−観測結果(芋川) 136KB
奥 付 77KB

全 文 2,369KB