研究成果概要


国総研資料 第 245 号

【資 料 名】 背景の違いを踏まえた市民参加制度の日仏比較

【概   要】  社会資本整備の意思決定プロセスにおける市民参加に関して,制度的背景が比較的日本と似ていると言われるフランスの制度とその運用の最新動向について紹介する。また,社会背景や関連する社会制度,国民性の違い等を踏まえた上で我が国の市民参加の課題と今後の方向性について検討を行った。
 その結果,フランスの市民参加では合意形成を目的としていないこと,最終的には意思決定者が合理性の観点から,責任を持って決定を下すこと,決定の客観性を高めるため,第三者がチェックすること等の特徴が明らかとなった。さらに,習慣や文化,価値観等の違いを考慮し,「日本流」の構築に向けた基礎的検討と日仏比較を行った。

【担当研究室】 建設マネジメント技術研究室

【執 筆 者】 山口真司,三浦良平,鈴木温



表 紙 69KB
中 扉 94KB
はじめに 118KB
目 次 120KB
第1章 序 論
第2章 フランスの市民参加制度
第3章 事例紹介
第4章 フランスの意思決定・市民参加の特徴とその背景
第5章 日仏比較と「日本流」合意形成の構築に向けて
第6章 結 論
<参考文献>
1,629KB
本資料で用いている用語,略語,略称の一覧表 219KB
【資料編】 68KB
参考資料−1 地域民主主義法 348KB
参考資料−2 都市計画法典(L300) 142KB
参考資料−3 オーフス条約 242KB
参考資料−4 都市圏交通計画(PDU)におけるコンセルタシオン 556KB
奥 付 60KB

全 文 2,522KB