研究成果概要


国総研資料 第 152 号

【資 料 名】 ロードキル防止技術に関する研究 −哺乳動物の生息域保全に向けて−

【概   要】 道路建設に伴う動物の生息域分断によって発生するロードキル(動物が道路上で車に轢かれる現象)は,自動車の走行上の安全性や道路管理上の問題ばかりか,近年では動物・自然生態系の保全の観点からも問題視されている。これまでロードキル発生に対して,各道路管理者側では動物の生息環境の保全に向けた様々な対策を講じてきた。これらの実績によるロードキル防止技術のノウハウは,現状では各道路技術者の個人レベルにとどまり,一般化・共有化されているとは言い難い面もある。本研究は,今後の道路管理上・環境保全上の観点から,一般化・共有化可能なロードキル防止技術を構築する事を目的とした。ロードキル防止の事例調査,道路横断施設の動物利用調査,進入防止柵の動物実験などを通じて,ロードキル防止技術をとりまとめたものである。

【担当研究室】 道路環境研究室

【執 筆 者】 並河良治,大西博文,曽根真理,角湯克典,桑原正明,川上篤史



表 紙 27KB
中 扉 71KB
はじめに 40KB
目 次 51KB
1.ロードキル防止技術に関する研究背景 267KB
2.ロードキル防止へのアプローチ 289KB
3.道路内への進入防止技術 2,507KB
4.動物生息域分断防止技術 2,100KB
5.ロードキル防止技術の適用性 993KB
6.今後の課題 66KB
奥 付 13KB

全 文 6,403KB