国総研研究報告 第 65 号 |
【資 料 名】 | 防災計画における確率論的リスク評価と信頼性設計 ~空港のBCP等を対象として~ |
【概 要】 | 空港土木施設の信頼性設計法の導入にあたり,損傷確率や信頼性指標等の目標性能水準(危険性の限界値)に関する議論の深化が 求められている.目標性能水準は科学的合理性のみならず,社会的合意事項としての側面を併せ持つと考えられ,その設定には防災 計画の実現や瑕疵の責任所在などを明らかにする必要がある.空港を構成する個別の構造物の目標性能水準は,それらが空港全体の 機能を担う構成要素であることを踏まえ,全体性能の目標性能水準から一定の合理性の下で評価する必要がある.本論は,防災計画 や国家賠償法について検討し,目標性能水準に資する行政的論拠を考察する.BCP 等の防災計画が求める空港の全体性能の目標性能 水準から,空港土木施設の目標性能水準を評価する方法を提案し,標本空港のコードキャリブレーションを行い提案手法の適用性に ついて検討を行う |
【担当研究室】 | 研究総務官 |
【執 筆 者】 | 中島 由貴・波多 野匠・黒田 優佳・中村 孝明 |
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