研究成果概要


国総研報告 第 6 号

【資 料 名】 外部空間におけるバリアフリーに関するデザイン論的研究 〜港湾・海岸における課題とその解決方策について〜

【概   要】 公共建築空間,特に,駅舎などのターミナル空間におけるバリアフリーの法制度は進んでおり,そのデザイン等も優れたものが多い。一方,建築空間を除く,港湾・海岸空間等の外部空間においては,バリアフリーの必要性は認識されているものの,未だに,統一的なマニュアル等はなく,試行錯誤的に設計が行われている。また,港湾・海岸空間では,安全面での対応が必要である上,大きな高低差を処理するために長大な施設が必要になるなど,条件面での厳しさも顕著である。このため,場合によっては,他の景観・利便性等の機能と齟齬を来すなど,機能上も破綻を来していたり,デザイン的にもレベルが低い状況にあったりする。本研究では,港湾・海岸空間におけるバリアフリー・デザインの課題を抽出・体系化するとともに,その解決案を検討することにより,港湾・海岸空間におけるバリアフリー・デザインのあり方について提言するものである。また,本研究は,将来的には、港湾・海岸におけるバリアフリー・デザインのマニュアルの骨格ともなるものでもある。

【担当研究室】 空港ターミナル研究室

【執 筆 者】 吉村晶子,上島顕司








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