研究成果概要


国総研プロジェクト研究報告 第 56 号

【資 料 名】 河川・海岸分野の気候変動適応策に関する研究
−「気候変動下での大規模水災害に対する施策群の設定・選択を支援する基盤技術の開発」の成果をコアとして−

【概   要】  気候変動の下で、従来の河川・海岸の整備レベルを超える外力(超過外力)の発生等を通じた河川・海岸災害の激化・頻発化が懸念される。そこで、気候変動適応研究本部において、気候変動予測結果を河川・海岸計画対象外力等への影響に翻訳する技術、超過外力発生時の河川災害リスクを評価する技術、それらの河川災害を軽減するための様々な施策メニューの拡充手法等の基盤技術の開発を行うとともに、それらを総合化して河川・海岸分野の防災・減災マネジメントを進めるための考え方を提示した。

【プロジェクトリーダー】 水防災システム研究官



表紙 494KB
中扉 191KB
目次 210KB
研究実施者および本報告書執筆者一覧 803KB
   
本文  
  第T部 研究の概要(気候変動適応研究本部事務局) 1,192KB
  1. 研究の背景・目的  
  2. 研究の全体構成  
  3. 研究の体制  
  4. 研究の主要な成果(概要)  
  5. 成果の活用  
  6. プロジェクト研究としての達成度評価  
   
  第U部 河川・海岸の整備と管理に関わる気候変動影響の評価 13,295KB
  1. 国内外における気候変動予測の現状 (水循環研究室)  
  2. 治水施策の視点から見た気候変動影響−気候変動予測結果の翻訳と人口の長期的変化の考慮 (河川研究室)  
  3. 都市雨水排水対策の視点から見た気候変動影響                                      (下水道研究室)  
  4. 沿岸に作用する外力に見込まれる気候変動影響 (海岸研究室)  
  5. 水資源計画・管理の視点から見た気候変動影響 (水循環研究室)  
  6. 河川環境の視点から見た気候変動影響 (河川環境研究室)  
  7. まとめと今後の課題(第U部) (気候変動適応研究本部事務局)  
   
  第V部 気候変動影響に対する適応策に関する研究
   
   V-1 海外における適応策のレビュー(気候変動適応研究本部事務局) 1,196KB
  1. 既往調査の経緯  
  2. 英国の気候変動適応策の事例  
  3. オランダの気候変動適応策の事例  
  4. 米国の気候変動適応策の事例  
   
   V-2 豪雨による水害への対応 9,793KB
  1. 全体構成  
  2. 気候変動影響・超過洪水生起を踏まえた新しい治水フレームの 考え方 (研究総務官)  
  3. 超過洪水時の治水システム挙動を考慮した被害生起シナリオと 施策効果の分析手法 (河川研究室)  
  4. 河川および流域に関する様々な適応策オプションの拡充と適用 条件の明確化  
  5. まとめと今後の展開(V-2部)  
   
   V-3 海岸分野における気候変動への対応(海岸研究室) 1,431KB
  1. はじめに  
  2. 閣議決定「気候変動の影響への適応計画」までの海岸分野に  おける検討の変遷  
  3. 海岸関係4省庁における気候変動適応策  
  4. 海岸分野における気候変動適応策に向けた研究の動向  
   
   V-4 水資源分野における気候変動への対応 1,691KB
  1. 水資源計画・管理における施策動向 (水循環研究室)  
  2. 気候変動によるダム貯水池の水質への影響と適応策の検討                              (水循環研究室)  
  3. 都市域における水資源確保代替案としての再生水利用の検討                            (下水処理研究室)  
   
       おわりに(気候変動適応研究本部事務局) 604KB
   
奥付 434KB
   
全文 24,615KB