研究成果概要


国総研プロジェクト研究報告 第 42 号

【資 料 名】 多世代利用型超長期住宅及び宅地の形成・管理技術の開発

【概   要】  成熟社会の到来を迎え,国民負担の軽減や環境負荷・廃棄物の低減等の要請を背景として,ストック型社会への転換のために,住宅の長寿命化の推進が求められている.
 このため,本研究では,住宅の長寿命化を図るための高度な耐震性・耐久性・可変性・更新性と優れた維持管理性能を備え,多世代にわたって利用可能な住宅像を「多世代利用型超長期住宅(多世代利用住宅)」と定義し,多世代利用住宅とそれを支える宅地レベルでの目標性能水準を明らかにするとともに,多世代利用住宅の実現に向けた計画及び管理に係る技術開発をハード及びソフト両面から実施した.また,既存住宅についても,その保有性能に応じた改修・流通等により,長寿命化を促進するための研究を実施した.

【プロジェクトリーダー】 住宅研究部長



表紙 156KB
中扉 183KB
執筆担当者一覧 153KB
目次 287KB
   
本文  
  序論 住宅の長寿命化に向けた基本認識と研究開発の枠組み 1,065KB
  I. 形成・管理システム部門 4,165KB
  I-1. 「形成・管理システム部門」の研究内容と研究成果の概要  
  I-2. 住戸区画の規模の可変性レベルの評価手法及び評価基準の検討  
  I-3. 「長期マネジメント計画」の計画体系及び計画内容の提案  
  I-4. 多世代利用住宅の良好な住環境を安定的に確保するための敷地条件及び建築協調ルールの検討  
  II. 診断・改修技術部門 4,384KB
  II-1. 「診断・改修技術部門」の研究内容と研究成果の概要  
  II-2. 既存共同住宅の躯体性能の評価基準及び多世代利用に向けた目標性能水準の検討  
  II-3. 既存共同住宅の多世代利用に向けた改修の計画手法の検討  
  II-4. 既存の中層RC造壁式共同住宅(マンション)の2戸1改修手法の検討  
  参考資料 既存共同住宅の躯体性能の評価手法及び評価基準の技術解説(案)  
  III. 管理技術部門 3,814KB
  III-1. 「管理技術部門」の研究内容と研究成果の概要  
  III-2. 住宅の管理流通におけるSHM技術の利用等に関する検討  
  III-3. 実大建物の加振実験を通じた技術の有効性検証  
  IV. 戸建て木造技術部門 2,027KB
  IV-1. 「戸建て木造技術部門」の研究内容と研究成果の概要  
  IV-2. 戸建て木造住宅の多世代利用に向けた設計施工指針(案)の検討  
  IV-3. 「戸建て木造住宅の長寿命化のための維持管理指針(案)」の検討  
  IV-4. 既存戸建て木造住宅の多世代利用に向けた住み継ぎ・住み替え時における対応指針(案)の検討  
  V. 宅地技術部門 8,695KB
  V-1. 「宅地技術部門」の研究内容と研究成果の概要  
  V-2. 既存造成宅地擁壁の耐久性実態調査  
  V-3. 住宅が建ったまま行える宅地地盤の液状化対策技術の開発  
  V-4. 住宅価値の持続性のための相隣環境規範について  
奥付 52KB
   
全文 22,835KB