<企画部>

国際研究協力推進室 平成11年度に実施した調査・試験・研究の成果の概要


海外の研究開発システムに関する研究

研究期間:平8〜平12
担当者 : 恒岡伸之、金子正洋、大場律子

 建設分野における国際化が進むなか、研究開発において国際社会と協力して進めることが重要となっている。本研究では諸外国における研究開発の方針、テーマ、組織、共同研究制度、成果の普及等について調査し、わが国の研究開発システムの改善、国際研究協力体制の充実に役立てるものである。11年度は、アジアの主要な国・地域(韓国、台湾、中国、インド、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、バングラデシュ、ネパール、ラオス)を対象として、研究開発組織の実態を調査するとともに、アジア諸国への技術協力に関連する諸条件について整理した。


国際交通体系を踏まえた国際交通インフラ整備基準に関する基礎的研究

研究期間:平11〜平13

 急速に進展する国際化に対応するために、内陸の交通においても国際的な視点から整備していくことが重要となっている。このためには、国際交通体系をよく把握し、国際交通インフラ整備基準についての基礎的研究を十分行ったうえで、新世紀に相応しい内陸の総合的な交通の姿を見出す必要がある。本研究は、諸外国の研究機関との連携、国際会議への出席等により、人流・物流を含めた新しい国際交通体系の方向性を見出すことを目的とする。平成11年度は、国際交通体系に関する基礎データとして、国際交通需要の実績及び予測、施設の整備状況及び計画等に関連するデータを整理した。また、国際交通需要予測モデル手法に関する整理として、航空輸送需要予測及び海上輸送需要予測について各種研究成果を整理した。