<材料施工部>

新材料開発研究官

 ●平成11年度に実施した調査・試験・研究の成果概要


リサイクル新材料の利用技術に関する研究

研究期間: 平11〜平13
担当者 :猪熊明

 一般廃棄物、産業廃棄物を問わず廃棄物のリサイクルの推進は、資源循環型社会を構築する上から年々重要課題となっている。建設分野以外からの再生資材でも製品の循環過程内でのリサイクルが困難なものについては、環境安全性等の検討を進め公共事業においてその利用を図ることがリサイクル促進にとって必要とされている。
 このため平成11年度は全国で約26ヶ所の他産業再生資材を用いたパイロット事業を行い、施工後各種のデータを取りその結果を用いて再生資材の評価手法の検討を行った。また溶融処理以外の中間処理法の適用可能性について検討した。その結果薬剤処理と焼結による再生資材化処理が環境安全上は溶融処理に次いで有望であると考えられた。


他産業リサイクル材利用マニュアルの検討調査

研究期間: 平11〜
担当者 : 猪熊明、明嵐政司(化学研究室)、吉田武(舗装研究室)

 一般廃棄物、産業廃棄物津を問わず廃棄物のリサイクルの推進は、資源循環型社会を構築する上から年々重要課題となっている。建設分野以外の再生資材でも製品の循環過程内でのリサイクルが困難なものについては、環境安全性等の検討を進め公共事業においてその利用を図ることがリサイクル促進にとって必要とされている。
 このため他産業再生資材に関する需要と供給の情報を、再生資材のメーカー側と建設省工事事務所など再生資材の利用者側との間でどのように効率的にやりとりするかという情報システムの基本検討を行った。また一般廃棄物の焼却灰を溶融固化して得られるスラグを塗装のアスファルト混合物もしくは路盤材として用いた場合の特性を調査した。また炭化骨材を用いた塗装用開粒度混合物の強度試験や炭化骨材による大気浄化触媒の酸化活性測定などを行った。