平成 14年  1月 17日
国  土  交  通  省
国土技術政策総合研究所

国土技術政策総合研究所が本格的に始動
−プロジェクト研究の立ち上げ−


○プロジェクト研究始動までの経緯
1.研究方針の策定

  国土技術政策総合研究所(国総研)は、昨年7月に「国総研 研究方針」(国総研パンフレット参照)を策定した。

  研究方針では、「住宅・社会資本のエンドユーザーである国民一人一人の満足度を高めるため、技術政策の企画立案に役立つ研究を実施する」という国総研の使命を果たすため、国土交通省の5つの目標に沿った「美しく良好な環境の保全と創造」、「安心して安全に暮らせる国土」、「豊かさとゆとりを感じられる生活」、「活力ある地域社会」の4つの目標と、その目標に対応した16の技術政策課題を設定した。

 また、技術政策課題を解決するために必要となる分野の研究者が集い、効果的かつ戦略的に研究を進める研究課題を「プロジェクト研究」と位置づけ、重点的に実施していくこととしている。


2.プロジェクト研究の立ち上げ

  研究方針に従って、平成13年度は以下の14テーマのプロジェクト研究を進めるための準備を行ってきたところである。

[プロジェクト研究]
  1. 地球温暖化に対応するための技術に関する研究
  2. ゴミゼロ型・資源循環型技術に関する研究
  3. 住宅・社会資本の管理運営技術の開発
  4. 快適に憩える美しい東京湾の形成に関する研究    →別紙−1を参照
  5. 健全な水循環系・流砂系の構築に関する研究
  6. 自然共生型流域圏・都市の再生
  7. 都市地域の社会基盤施設の防災性能評価・災害軽減技術の開発
  8. 道路空間の安全性・快適性の向上に関する研究
  9. 健康的な居住環境確保に関する研究(シックハウス対策)
  10. マンション問題に対する総合的技術政策の研究
  11. 市街地の再生技術に関する研究             →別紙−2を参照
  12. 公共事業評価手法の高度化に関する研究
  13. 走行支援システム研究開発の総合的な推進
  14. ITを活用した国土管理技術                →別紙−3を参照

3.研究評価委員会における評価
  これらのプロジェクト研究は、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」等に基づき、昨年12月に研究評価委員会の土木、建築、港湾空港の各分科会において外部有識者による専門的視点からの事前評価を受けた。  その結果、至急研究に取り組み施策への反映等を通じ社会へ貢献していく研究であるとの評価とともに、様々なご意見、ご指摘をいただいた。今後は、これらの意見等を研究計画に反映させるとともに、より効率的かつ効果的にプロジェクト研究を進めていくため、他分野を含め他の研究機関、所外の研究者との情報交換、共同研究等を行っていく。
  なお、研究評価委員会分科会で受けたプロジェクト研究の評価結果等は、1月24日(木)開催予定の研究評価委員会(委員長:虫明功臣東京大学教授)に報告する予定である。
  以上のような経緯で、プロジェクト研究を立ち上げ、本格的に取り組んでいくこととなったので、この度プレスリリースを行うものである。


<問い合わせ先>
国土交通省 国土技術政策総合研究所
     企画部評価研究官西川 和廣(電話0298-64-3725)
          企画課 専門官楠山 哲弘(電話0298-64-2674)



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