本会議は、旧建設省土木研究所の主催により、平成4年度から毎年開催してきましたが、
今年から国土交通省国土技術政策総合研究所が主催することになりました。
本会議は、アジア諸国から土木技術の研究開発を担当する部局の幹部技術者が参加し、環境、自然災害、インフラ整備の
現状等の共通する課題について意見交換を行うとともに、我が国の先進的な技術、研究開発の紹介や、参加者が自国で抱えている
個別の問題に対して相互に助言、経験の共有をすることにより、アジア諸国と日本との間の技術協力の一層の進展と、研究交流
ネットワークを形成することを目的として開催します。
持続的発展を支えるためには、環境に与える負荷を低減しながら、社会資本整備を進めることが重要であり、各国の
技術力の向上や、環境・気象条件、社会・経済条件にふさわしい、環境に負荷を与えない土木技術が求められます。そのため、
今年度は、「持続可能な発展のための環境負荷低減に関する土木分野の研究開発」をテーマとし、参加各国の環境負荷を低減す
る土木技術の研究開発の現況、ニーズ、問題点等について整理し、議論を行います。
沖縄県は、アジア諸国との交易の歴史も古く、国際交流拠点として位置付けられております。今回の会議開催は、所期
の目的と併せ沖縄県とアジア諸国の交流を深めることが期待されており、沖縄総合事務局、沖縄県、国際協力事業団の協力を得
て行われます。