平成13年11月14日

１．目的

　依然として厳しい財政事情の下で引き続き社会資本整備を着実に進めていくことが要請されており、これまでの取り組みにおける課題も踏まえ、平成12年９月に政府の「公共工事コスト縮減対策に関する新行動指針」が策定されました。これを踏まえ、平成13年１月の省庁再編に伴い、平成13年３月に国土交通省におけるコスト縮減のための具体的施策を盛り込んだ新行動計画を策定しました。

　新行動指針等では、「より良くより安く」社会資本を整備するために、従来の�@直接的な工事コストの低減に加え、�A時間的コストの低減、�B施設の耐久性向上によるライフサイクルコストの低減、�C工事における社会的コストの低減及び�D工事の効率性向上による長期的コストの低減を基本的視点として、総合的なコスト縮減を推進しています。

　今後、総合的なコスト縮減を推進していくためには、これまでのコスト縮減の取り組みの定着や現場でのさらに幅広い創意工夫が必要とされますが、新行動指針等に基づく総合的なコスト縮減に取り組む担当技術者にとって、どのような観点から取り組みを進めていくべきか判断することは、必ずしも容易なことではありません。

　そこで、各機関において実施された具体的な創意工夫事例を収集・蓄積し情報を共有することが、今後の総合的なコスト縮減の推進及び定着に有益であるため、インターネットを活用したコスト縮減対策情報サイトとして「コスト縮減の知恵袋」を公開しました。

２．掲載内容

（１）公共工事コスト縮減対策に関する具体的施策事例集

（２）公共工事コスト縮減対策関連公表資料

　　国土交通省（本省・地方整備局）、関係公団等及び地方公共団体におけるコスト縮減に関する公表資料にリンクし、全国各地で行われているコスト縮減情報を参照できるようにしています。

　　より一層の新技術の活用の促進を図るために、新技術情報提供システム（ＮＥＴＩＳ）にリンクしています。