<研究マネジメントについて> |
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ソーシャルキャピタルは重要な概念であるが、政治的な概念でもある点に留意が必要。今後どのように育成していくのか、どのように計測し効果検証すればいいのか等、より広い立場での検討が必要である。 |
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これからの国土整備のあり方、社会資本の維持管理のあり方を考えるときに、建設工事そのもののCO2削減については重要なテーマであり、検討すべき事項であるが、従来は、縦割りの中で議論がしにくかった。大枠の中で、一体的に考えることが可能ではないか。 |
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個別テーマについてだが、景観を考える上で、直接施設整備ができる部分とそれ以外の部分とを同時に検討することが必要であり、農水省等他省庁との連携による総合的な取組が必要である。 |
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次のステップとしてマイルストーンを示していくことも必要ではないか。また、年報、研究報告等の情報発信においても、全体の研究マネジメントの視点を強化していくことが重要ではないか。 |
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地球温暖化のテーマとは別に、温暖化による災害については災害対策に入っている。それはそれで一つの整理のあり方だが、これらの事柄を一括して見せることも必要ではないか。それにより、年後の将来展望や戦略も見えてくるのではないか。 |
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大枠の表は、右側になればなるほど空欄が出てくる。即ち、必要性は認識していても、具体的な研究としては、国総研が現在着手していないものや、関係機関が実施すべきもの等がある。このため、大枠のフィードバックを行っていくことが重要と思われる。 |
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長期的な視点が必要な課題や連携が必要な課題については、国総研の枠の中でできることの他に、他機関との連携を行うこと、文科省の科研費等の政府全体の枠組みを使うことも検討が必要と思われる。 |
<人材育成について> |
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良い研究者を育てるということと、国総研に必要な研究者を育てるということには相反する部分もあるかもしれない。研究者の育成の観点からは、双方が求められると思うので、そうした点にも配慮した人材育成策が必要。 |
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人材育成に当たり、元々ある根幹的な技術と新たなトピック的な技術との関係をどのようにしていくかについて、配慮する必要があるのではないか。また、研究者のキャリアパスとの関係も考慮する必要があり、国総研の研究者では足りない部分についてアウトソーシングも含めて考える必要があるのではないか。 |