国土技術政策総合研究所研究評価委員会
平成13年度第1回分科会報告書


第1章 評価の対象、方法等について


  1 評価の対象課題

 「国土技術政策総合研究所プロジェクト研究(以下「プロジェクト研究」という。)」14課題(資料1参照)のうち、国土交通本省等で外部評価が行われている5課題を除いた以下の9課題を評価の対象課題とした。

  1. 地球温暖化に対応するための技術に関する研究
  2. ゴミゼロ型・資源循環型技術に関する研究
  3. 快適に憩える美しい東京湾の形成に関する研究
  4. 健全な水循環系・流砂系の構築に関する研究
  5. 都市地域の社会基盤・施設の防災性能評価・災害軽減技術の開発
  6. 道路空間の安全性・快適性の向上に関する研究
  7. 市街地の再生技術に関する研究
  8. 公共事業評価手法の高度化に関する研究
  9. ITを活用した国土管理技術

2 評価の方法

(1)研究評価委員会土木、建築及び港湾空港分科会の設置
 プロジェクト研究等の重要な研究開発課題について、専門的視点からの評価を行うため、研究評価委員会に、専門家で構成された分科会が設置された(資料2参照)。
 分科会の委員構成は以下のとおりである。

<土木分科会>
分科会長 石田東生 筑波大学教授
委員 小澤一雅 東京大学助教授
委員 岸 由二 慶應義塾大学教授
委員 佐伯光昭 日本技術開発(株)東京支社長
委員 中川 一 京都大学教授
委員 根本敏則 一橋大学教授
委員 藤田正治 京都大学助教授
委員 船水尚行 北海道大学助教授
(平成13年12月21日現在、委員は五十音順、敬称略)

<建築分科会>
分科会長 村上周三 慶應義塾大学教授
委員 浅見泰司 東京大学教授
委員 熊谷良雄 筑波大学教授
委員 田光雄 京都大学助教授
委員 辻本 誠 名古屋大学教授
委員 野口 博 千葉大学教授
委員 桝田佳寛 宇都宮大学教授
(平成13年12月13日現在、委員は五十音順、敬称略)

<港湾空港分科会>
分科会長 森杉 壽芳 東北大学教授
委員 井口 典夫 青山学院大学教授
委員 日下部 治 東京工業大学教授
委員 辻  幸和 群馬大学教授
委員 三村 信男 茨城大学教授
委員 屋井 鉄雄 東京工業大学教授
(平成13年12月5日現在、委員は五十音順、敬称略)

(2)評価の視点
  評価の視点は、主に以下の3つとすることとした。

  • プロジェクト研究等の掲げる目標(ブレイクスルーすべき問題等)が、技術政策課題を解決するために、適切かつ明確に設定されているか
  • 研究計画や研究体制が、目標を達成するために妥当であるか
  • 研究成果の、国土技術政策への反映を通じた社会への貢献の道筋が考慮されているか等

(3)評価の実施
  評価対象課題の9つのプロジェクト研究を3分科会に分担して評価していただく都合上、研究内容等を勘案した上で、それぞれのプロジェクト研究ごとに下記のとおり評価責任分科会を設定し、評価責任分科会以外の分科会の委員からは、事前に資料を送付して意見をいただき、評価責任分科会の場でそのご意見を紹介することとした(資料5参照)。

プロジェクト研究 評価責任分科会
地球温暖化に対応するための技術に関する研究 土木分科会
ゴミゼロ型・資源循環型技術に関する研究 港湾空港分科会
快適に憩える美しい東京湾の形成に関する研究 港湾空港分科会
健全な水循環系・流砂系の構築に関する研究 土木分科会
都市地域の社会基盤・施設の防災性能評価・災害軽減技術の開発 土木分科会
道路空間の安全性・快適性の向上に関する研究 土木分科会
市街地の再生技術に関する研究 建築分科会
公共事業評価手法の高度化に関する研究 土木分科会
ITを活用した国土管理技術 土木分科会

  平成13年12月5日、13日、21日に、港湾空港分科会、建築分科会、土木分科会をそれぞれ開催した。分科会当日は、プロジェクト研究についての説明後、分科会長及び各委員からの意見及び評価を受け、また他の分科会委員から事前にいただいた意見も紹介された(資料3の議事要旨及び資料4のプロジェクト研究説明資料参照)。
  評価結果は、他の分科会委員から事前にいただいた意見を含め、評価責任分科会における意見及び評価に基づき、分科会長の責任においてとりまとめられた。


3 評価結果の公表

 評価結果は、議事要旨とともに公表することとした。