緑化可能な侵食防止シート・マット

【特許番号】第2963987号
【登録日】平成11年(1999)8月13日
【発行日】平成11年(1999)10月18日

【請求項1】 法面の緑化を可能とし、侵食を防止するためのシート・マットであって、糸状材からなる多孔質構造体となっていて、糸状材の径は5mm以下であって、多孔質構造体の厚さは5cm以下、同空隙径は0.5〜2cmであることを特徴とする緑化可能な侵食防止シート・マット。

【請求項2】 法面上に径が5mm以下の糸状材からなり、厚さは5cm以下、空隙径は0.5〜2cmである多孔質構造体からなる緑化可能な侵食防止シート・マットを敷設することを特徴とする地面保護工法。

【請求項3】 敷設した侵食防止シート・マットの空隙を利用して植物を植生することを特徴とする請求項2に記載の地面保護工法。

【請求項4】 植物を稙生するに先立って、敷設した緑化可能な侵食防止シート・マットの内部に、土砂を充填することを特徴とする請求項2又は3に記載の地面保護工法。

【請求項5】 植物を植生するに先立って、敷設した緑化可能な侵食防止シート・マットの上に、厚さがほぼ1〜5cmの客土層を形成することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の地面保護工法。

【請求項6】 複数の侵食防止シート・マットを上下左右に隣接して敷設し、隣接する侵食防止シート・マットの端部を重合して、固定具によって結合するとともに、法面に固定することを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の地面保護工法。

【請求項7】 請求項6に記載の発明において、複数の侵食防止シート・マットのうち、該侵食防止シート・マット面上を流れる水の最上流部に敷設するものの上端部を土中に巻き込み、固定具によって法面に固定することを特徴とする地面保護工法。


緑化可能な侵食防止シート・マット 概要図