景観シミュレーションシステム



特徴
・パソコン初心者をターゲットとする、シンプルなGUIを採用しています。
・建設事例、景観材料、一般景観構成要素から成る景観データベースから要素を取得して簡単にデータ構築できます
・3次元サーフェス・モデルによる景観構成の記述が可能です。
・時間変化機能をもち、都市の成熟や材料の熟成をフォローします。
・データ形式は完全に公開しています。
(自作ジェネレータ、現象シミュレータによるデータ生成が可能です。 またファイル・コンバータの作成が容易な形式となっています)
LSS-G 形式:オブジェクトの形状 、使用材料等 、状況に依存しない景観要素を記述します 。
LSS-S 形式:時刻、光源、視点、背景等、状況に依存する景観要素を記述します。
・フリーウェアとして、ソースコードまで完全公開しています
・関連技術開発は自由です。


適用分野
土木各分野
−河川/ダム/海岸/砂防/道路/公園/下水道の各事業における構造物の景観検討など

公共建築物設計(営繕)
−CADデータの活用

都市計画(主に市役所等)
−規制誘導の枠組みの議論・シミュレーション
−個別建築物の景観適合審査/建替・再開発の検討

主要な機能

背景写真と3次元構造物の合成表示
写真の撮影位置やカメラアングルを復元する機能により、位置合わせを 容易にしました。
合成した後は、構造物の形状を入れ替えたり、色やテクスチャを変更して、周辺環境との調和を検討することができます。

・景観の時間変化シミュレーション
塗料の退色や、樹木の季節変化など、材料の時間的な変化や、 都市計画条件の変更に伴う街並みの変化をシミュレーションすることができます。

・任意の視点から景観を表示
地形や周辺の建物を含めて、すべてのデータを3次元化することにより、 任意の位置・角度から、自由に視点を移動しながら景観を表示したり、構造物が見える範囲の解析を行うことができます。

・道路のり面を自動生成
地形平面図上で道路位置を指定すると、自動的に切土・盛土のり面を生成 し、概略の土工量を計算します。
景観上問題となる長大切土のり面の発生を予測することができます。

・景観データベースで効率的に景観シミュレーション
景観を構成する様々な部品をデータベース化することにより、それらを景観画像の中に自由に配置することで手軽に景観シミュレーションが行えます。
また、収集したデータは、入力専用エディタを使って、 ユーザー自身が容易にデータベースに登録可能です