留意事項
本建設省地震計ネットワーク情報で提供する情報のご利用に際しては、以下の事項をよく理解し、この内容を遵守してお使い下さい。
1.提供する最大加速度や、SI値は速報的な値であり、ノイズなどが含まれている場合があります。また、これらの情報は地域の特性等のため、他の機関の観測と同じ傾向になるとは限りません。
2.本建設省地震計ネットワーク情報で提供する全ての情報の著作権は建設省にあります。提供するデータの転載、利用は自由ですが、情報を使用する際には「建設省地震計ネットワーク」によるデータを利用したものであることを明示してください。また、提供するデータを変更しての使用は、行わないでください。
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用語の説明
最大加速度(単位:gal または cm/sec2)
加速度は地震による地面や構造物の揺れの大きさを表す指標です。地震が起きると、下図に示すような加速度の波形が観測されます。最大加速度は、図中に示すように、加速度の最大値のことをいいます。
なお、震度は観測された波形から計算により求められるため、最大加速度のみでは求めることができませんが、おおよその目安を関係表に示します。
SI値(単位:kine または cm/sec)
SI値とは、地震によって一般的な構造物がどれくらい大きく揺れるかを表す指標です。SI値が大きいほど、構造物は大きく揺れることになり、被害が起こりやすくなります。
なお、震度もSI値も観測された波形から計算により求められますが、計算式が異なるため厳密には比較できませんが、おおよその目安を関係表に示します。
震度
○計測震度
地震情報などにより発表される震度階級は,観測点における揺れの強さの程度を数値化した計測震度から換算されるものです。
| 計測震度 | 震度階級
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| 0〜0.4 | 震度0
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| 0.5〜1.4 | 震度1
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| 1.5〜2.4 | 震度2
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| 2.5〜3.4 | 震度3
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| 3.5〜4.4 | 震度4
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| 4.5〜4.9 | 震度5弱
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| 5.0〜5.4 | 震度5強
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| 5.5〜5.9 | 震度6弱
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| 6.0〜6.4 | 震度6強
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| 6.5〜 | 震度7
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計測震度は、震度計内部で以下のようなディジタル処理によって計算されます。
1.ディジタル加速度記録3成分(水平動2成分、上下動1成分)のそれぞれに、フーリエ変換・フィルター処理・逆フーリエ変換の手順で、以下に示す特性のフィルターを掛ける。
2.得られたフィルター処理済みの記録3成分から、ベクトル波形を合成する。
3.ベクトル波形の絶対値がある値 a 以上となる時間の合計を計算したとき、これがちょうど 0.3秒となるような a を求める。
4.この a から I = 2 log a + 0.94 により計測震度 I を計算する。
○計算方法の詳細
・計測震度の計算で使われているフィルター処理は、周波数 0.5 - 10Hzの範囲で地震動の加速度と速度の中間の波形を求めていることに相当します。つまり、両対数のグラフ上で見ると、このフィルターの特性曲線の傾きが上の周波数範囲で -1/2 となっています。また、1.0Hz で倍率が1となるよう定数が選ばれています。また、フィルターの式は、以下の3つの部分からなります。
1.SQRT(1/F)
2.1/SQRT(1+0.694*X**2+0.241*X**4+0.0557*X**6+0.009664*X**8+0.00134*X**10+0.000155*X**12)
3.SQRT(1-EXP(-(F/0.5)**3))
ここで、Fは周波数(Hz)、XはF/10です。1は上で述べた加速度と速度の中間の特徴を表すフィルター、2はハイカットフィルター、3はローカットフィルターです。
・従来から用いられてきた、最大加速度を震度に換算するいわゆる河角の式との違いは、加速度記録に低周波数側を強調する上記のようなフィルターを施したうえ、最大値そのものではなく0.3秒以上継続する値を使う点です。
以上のことから、単純に河角の式から逆算し、各震度階級の加速度の値を求めることは出来ません。
出典:気象庁HP
http://www.kishou.go.jp
震度〜最大加速度〜SI値関係表
| 震度階級 | 最大加速度(gal)* | SI値(kine)**
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| 震度4 | 40〜 110程度 | 4〜 10程度
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| 震度5弱 | 110〜 240程度 | 11〜 20程度
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| 震度5強 | 240〜 520程度 | 20〜 40程度
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| 震度6弱 | 520〜 830程度 | 41〜 70程度
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| 震度6強 | 830〜1,500程度 | 71〜 99程度
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| 震度7 | 1,500程度〜 |
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